都内大学病院にて子宮頚癌検診行って来た。

大学病院の婦人科ともなると、患者の話を聞いて内診して全部あわせても3分くらい。あまり余計な事を話そうとするとチョッと嫌がられるような気がするので、手っ取り早く聞きたい事を聞く事にしている。


でも今回は特に聞く事もないので黙っていよう。
ただ言われるままに検査してもらおう。
と心に決めて行くと、私が最後だったらしく色々と話をしてくれた。


検査は主治医ではなくそのもう一ランク下の先生だと思うのですが
今回初めての先生。


今日は時間があったからか、ゆっくりお話が出来て嬉しかった。
優しかったし名前を控えてくれば良かった!


内診の時もいつも言われるんだけど

「体曲がってるよ。もうチョッと左向いて」 とか、
「脚楽にして開いて。」 とか、

いつもクスコを入れられるとビクッとしてしまうけど今日はそうならないようにするぞ!と思うと、顔が赤くなってしまって結局今回もちょっとビクッとしてしまい

「はい、痛かったら言って下さいね。」

と言われながら、でも優しかったので良かった良かった。


最後の方で先生に
「私子宮を取る事ないですか?K先生には取る事を強く勧めます。と言われたんですけどA先生には取る事はないですよ!と言われたんですが・・・・・・」

と言うと、
「私も子宮は取る事はないと思います。K先生は取った方がより安全という意味で言ったと思いますよ。」

と優しく言ってもらい、
「それよりもお子さんを早く作る事を強く勧めます。」

と冗談をふまえながら言ってくれた。

子宮を取ることはないですよ!とはっきりとした言葉をもらえると気持ちも晴れてくる。

今日はあの先生に診てもらって本当によかった (*^-^*)


そして検査は終わり、入院した時にお世話になったがん患者のYさんのお見舞いにいく。

最近お見舞いに行くと名前がなく、
まさか・・・亡くなってないよねぇ・・・
とドキドキだったけど、今日は病室に名前があったので、それを見つけたときは嬉しかった。
もちろん本当は完治して名前がない方がいいんだけど・・・

Yさんと話をしたきっかけは・・・

私が入院して、ご飯の時に箸を忘れて
1回目はうまく配膳の人にスプーンを借りれたが
2回目は渋々貸してくれたので
しかたがない、買いに行くか、と思っていた所
  (だって都内k病院の購買に可愛い箸売ってなかったんだもん)
割り箸を
「はい!」
とくれて有難くそれを使わせてもらった所から始まった。

そして、点滴でチョッと血が見えたり、チョッとした事ですぐに看護婦さんを呼んでいたら、
「どうしたの?このくらいなら大丈夫だよ!」
とアドバイスをしてくれたり、

どこが悪いの?と聞いてくれて
「それなら簡単だし、痛くないから大丈夫だよ!」
など、

自分の病気の方が大変なのに不安な私を励ましてくれる。

私だけでなく他の人にも同じように接している。

なんて素晴らしい人なんだろう。

きっとこの人は、不安で入院して来る患者を安心させる使命があるのでは、と思うほどである。

* * *

この日、抗がん剤を打っていたのに、まだ気持ち悪くないと言ってくれてゆっくり話ができた。

この病気になって2年抗がん剤治療で入院したり退院したりの繰り返し。

最近ご主人とはうまく行ってない様で浮気されていると話をしてくれた。

こんな時だから優しくして欲しいのに
浮気がわかったら腫瘍マーカーが上がってしまったの
と言うけどそれだけ体は精神的な事で弱ってしまうんだ。

乗り越えて欲しい。
浮気をされる辛さは私にもわかる。
頭の中その事だけで一杯になるのだ。
それをその体で受けているなんて。

その事を思うと可愛そうでたまらなかった。

早く完治する事を祈るばかりである。

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